「位相‐大地」を観に行ってきた

デジカメを片手に関根伸夫氏の「位相‐大地」(2008)を観に行ってきた。場所は東急・多摩川駅前にある「田園調布せせらぎ公園」。

対象を丁度中央に持ってきて据える構図って難しいね*1


この作品は1968年の作品の再制作なので、美術の教科書か資料集なんかでそっちを知っている人もいると思う。
制作風景や作品背景など。


同作品は68年、神戸須磨離宮公園現代彫刻展のために作られ、朝日新聞社賞を受賞。「掘り続ければ地球に穴が開き、それを境に両者が反転するという思考実験を中断した形」(関根さん)を意図し、直径2.2メートル、深さ2.7メートルの穴と土の塊からなる。会期後は埋め戻された。しかし、大地にうがたれた穴と土の塊の存在が圧倒的で、「もの派」と呼ばれる潮流の原点的存在と見なされた。


北川貴好氏の作品とフロリアン・クラール(Florian Claar)氏の作品。


ちなみに「多摩川アートラインプロジェクト アートラインウィーク2008」は明日11月9日まで。「位相 - 大地」は今回も会期が過ぎると埋め戻してしまうのだそうだ。

*1:撮れた写真の構図は見事に少し狂っているので、何か安定しない