AVATER

気分を切り替える為に「AVATER」をレイトショーで観て来ました。
3D上映の映画は初めてでした。3D上映方式はXPANDという高速シャッター方式という他方式に比べて重いメガネということでしたけれど、特に難は感じなかったですね。ただ、視野角が若干狭くなるので、映画館の前の方で映画を観られている方はご注意を。1〜2列程普段の席より後ろに座ると良いかもしれません。


映像はハリウッド映画らしい迫力で、3Dの効果で更に迫力や臨場感が増していました。3Dと言っても一昔前の様な凄く近くまで映像が来るとか、立体感を強調した目まぐるしいものでは全然なく、奥行きが感じられるような作りになっていました。恐らく3D映像ではスクリーンまでの焦点距離と実際に感じている奥行きとが合わない為に眼が疲れるという話もあって配慮されているだろうことと、映像の精細さの向上によって奥行き感をより作れるようになったことで、昔に比べて格段に良くなった感じです。
何せ精細で全く違和感のない3DCGとの合成、SFやファンタジーには持って来いの技術の集大成って感じがしますね。


以下、少しだけネタバレを含む感想を。




お話は至って王道で「インディアン」+「ロミオ・アンド・ジュリエット」の組み合わせに、あと少しばかり映画の題にもなっているアバター*1への変身の話。
但し、インディアンものでも勝つのはインディアンと言うのが従来とは少し違うでしょうか。
それと、最近のハリウッド映画の話なのかハリウッド映画をそれほど丹念に観て回っているわけじゃないので分かりませんが、アメリカ人は映画の中で表れるアメリカ的な存在がやられる、言い換えればアメリカという自分達がやられるお話がお好みなんでしょうかね。そんな映画が目立っているように感じました。
まぁお話に関しては若干物足りないと思う人もいるかもしれないぐらいのところでしたが、映像美と迫力と3Dと言うので押さえておくのも良い映画だと思います。

*1:化身